懐石料理のいただき方

昨日は“朝討ち夜駆け”の京都日帰りを強行してきました。

お茶の先生にお誘いいただいて
裏千家淡交社さん主宰の『懐石料理のいただき方』~口切り編~
へ行ってきたのです。

茶事の懐石も
思い起こせばうら若き?頃より
修業時代のつる幸さんを経て我が家へ帰ってきてからも
常に亭主側や裏方としての“場数”ばかりで
『美味しい役』側の経験値の低さは改めて考えるまでもないくらいでした。

先生のお声がけをよいきっかけとして
三連休の初日という後ろ髪を引かれる日取りではありましたが
早朝7時の列車に身を任せたのでした。

会場はてっきり淡交社さんの茶室かと思いきや

札幌 かに家 京都店』さん。

500名は収容できるビルジングを見上げて
最初は???でしたが
一階~四階の蟹用の陣立てを越えると
五階には立派な茶室の室礼があり、二度ビックリさせられた次第でした。

同じ茶事という“イベント”でも
主客の立場を違えると
こうも知らないこと、気付かされることがあったのかと
今更ながら無理をして出向いた甲斐を噛み締めつつ
さすが“かに家”さん、ならではの向付の鱈場(たらば)蟹の昆布〆はじめ
一品一品を味わうことが出来ました。

主客共に和やかな時を過ごすための作法をご教示いただいたのは
佐山宗準先生でしたが
流れの順番や椀の上げ下ろしだけではなく
如何に持てば美しく見える箸の構えなのか
袂の捌き方は如何にすべきか、など
先生の“美学”ともいえる部分まで垣間見させていただけたことも
大きな収獲でした。

夕刻も七時過ぎに名古屋まで戻ってきたのですが
ここまでくれば急く必要もなく
独り身の妹を伴って駅前のアソシアホテルへ。

古川へもお出で下さった三國さんの名古屋店で
遅い時間のディナーを頂いたのですが
午後8時過ぎまで、更に遅いディナーのお客様が次々と入店され
凋落著しい名古屋?のイメージは微塵もありませんでした。

食事を終えて同じフロアに『行列』が出来ていたので
何か催し物でもあるのかと尋ねれば
「スカイラウンジバーの入店を待っている」とのこと。

“行列に並べない女”
(行列が出来るような所、出来る時間へは外出が出来ない立場)
としては並んでみたくもなりましたが
妹に冬路を運転させることに思い当たって断念。

忙しい一日ではありましたが
実りも多い一日でした。

さあ、今日も頑張るぞ(^.^)/


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