雪の日に想う

ここ連日の寒波で“北”飛騨はすっかり雪に包まれています。
(南飛騨である下呂あたりは全く無いそうです。)

今朝も3~4センチ程度の積雪があり
ご宿泊の皆様は“積もりたて”のこの雪景色の風情に感じ入っていらっしゃるご様子。

そんな静寂と清楚さを漂わす、一面真っ白に覆われた家並みや路傍、橋梁を見ると
中学生の頃、部活の朝練に
まだ薄暗い中、誰一人足跡を残していない雪道を
長靴で歩いて通ったことが思い出されます。

新雪の上を歩くと「ギュッツ、ギュッツ」という何ともいえない音がします。

そして空から舞い落ちる雪の結晶。
濃色のコートの上に静かに降りる結晶たちは
凝視すると一つとして同じものは無く
それぞれが唯一無二の美しさです。

そういえば、理科の授業でも顕微鏡で雪の結晶を観察したこともありました。
目で見える結晶をわざわざ何で?
と思いながら覗いたこと。

直ぐに解けて水になってしまう雪を見ることの大変だったこと。

そしてよく知っていると思っていた雪の結晶が
顕微鏡の中では、また新しく全く異なるものに思えたこと。

たまには心に余裕を持って、雪の日には雪をゆっくり楽しみたいものです。

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