涼を感じて

月遅れの七夕も終わり
館内の模様替えをしました。

8月は少しでも涼を感じていただきたく
涼しさを演出。

夏になると登場する
薄板が張られた涼しげな衝立。
実は これは欄間を仕立てたものなのです。

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愛知県の伝統工芸師として
透かし彫りの欄間を作成していらっしゃった方が
お亡くなりになり ご家族が
何枚もある作品をどう処分したらいいかと
悩んでいらっしゃいました。

それはそうですよね。
大切な人が作った作品だけれども
欄間は新築の家の和室か リホームする和室
くらいしか 使われません。
その上 昨今は欄間を必要とするような
広い和室を作られることも少なく
燃やしてしまうしかないと 考えていらっしゃいました。

せっかくご縁をいただいたので
ひとまず譲り受け この素晴らしい作品を
見ていただくにはどうしたらいいか考えに考え
衝立にしよう!ということに!

夏になると 蔵から出してきて
この涼やかな立ち姿を 皆様にご覧いただいています。
旅館で伝統文化に触れる旅なんていうのも
いかがでしょうか。

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