春を見つけに

「リカちゃん、咲いたよ~」
当館の花守、中村さんが満面の笑みを浮かべて 
小さな花器に摘んできてくれました。

山に咲く春一番の花、『東一華(アズマイチゲ)』です。
宮川町の大無雁地区と種蔵地区に群生し 春を彩っています。

この和名の由来は 「東」は関東を意味し、「一華」はイチリンソウ属の花の一名。
ちなみにイチリンソウ属とは花が茎の先に1個だけつくものをいいます。
。。。というわけで、関東産のイチリンソウという意味なのですが、
実は広く北海道から九州にまで広く分布しているそうです。

この可憐な花が見られる飛騨市宮川町の種蔵地区は
「かおり風景100選」に選ばれています。
宮川町種蔵には、約1haにわたり広がる石積みの棚田、
そして板倉と呼ばれる珍しい倉が20棟あり、
棚田と板倉が醸し出す農村風景は、
訪れる人々にどこか懐かしいさわやかな心の安らぎを感じさせてくれます。

当館から車で30分程度。

遅い春を見つけに出かけてみませんか。

DSC06020.JPG

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ
にほんブログ村


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です