いよいよ始まりました

4月19日.20日に行われる″古川祭り”
神楽台(かぐらたい)を預かる当町内=向町(むかいまち)の
『若社(わかしゃ)』の練習が1日より始まったようです。

若社とは、古川祭りにおいて《昼の部》の屋台巡行と祭囃子、
《夜の部》の起し太鼓を担う「付け太鼓」を構成するメンバーで
各町内によって、それぞれ入会基準が異なっております。

向町の若社は、『向町奏楽部』と呼ばれ
荒々しい付け太鼓の興行?はもちろんのこと
神様をお乗せして全ての屋台の先頭を切る、露払いとしての“獅子舞”や
その“お囃子”、 厳粛かつ荘厳さを帯びた大中小の“鼓”を取り仕切る
重要な役目を負っております。

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向町に限っては これまで20歳を過ぎた成人男子だけが加わることの出来た『奏楽部』も
少子化のあおりを受け 昨年より中学生以上の男女も入部できることとなり
今年中学にあがる長女は 早速入部しました。

これからの約15日間、数日のお休みを除き
子供たちは午後7時半から8時30分まで
大人は10時過ぎまで(後半30分程度は“懇談”という名の飲み会らしいのですが)
毎日のようにそれらの練習があるわけです。

練習会場は当館から直線で200m程度の距離にある公民館なので
風の吹き具合によってはクリアなサウンドが耳元まで響いて参ります。
《練習を見たい方はぜひお連れしますのでフロントにお声をかけてください》

3月7日の抽選祭りで 起し太鼓“主事”が、当町内の当番と決まり
大太鼓の脇で踏ん張る『横打ち』と
大太鼓にまたがる『上打ち』という大役も『奏楽部』から選ばれます。

向町におきましては、向町奏楽部に在籍して真摯に神事に取り組んできたことが
この栄誉に浴する条件となります。

今年は、当館の経理チーフの古田君が『上打ち』に選ばれ
重ねて「太鼓打ち」の係長にも任命され すでに祭り気分一色の様子。

町内によっては、各家の長男しか乗れないとか
ややもすると封建的と捕らえられかねない選考基準もある中で
“貢献度”を基本に選考する当町内は、かなり“民主的”かも。

普段はフロント部門の中でも比較的遅番中心のシフトに就くことが多い彼ですが
これから祭りが済むまでは、“祭りシフト”で早番メインに切り替え
しっかりと修練と貢献をしていただき
立派な『太鼓打ち』を務めていただきたいものです。


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