クリスマスも終わり 館内は新年に向けての室礼に模様替えです。
玄関には丑さんと寅さんが並び バトンタッチの準備をしています。
飛騨の年越しにはかかせない花餅も準備万端です。
花餅作りは 紅葉が終わったあとの山へ行き
切り株や面白い枝ぶりの木々を切り出してくることから始まります。
急斜面に生える株を掘り起こしてくるのは至難の業で
今年は山々の木の実が少ないためか、近くの野山に熊がでるが多いらしく
花餅づくりは、まさしく命がけ?です。
細い枝、太い枝、四方八方に伸びる枝を剪定し、見栄えを整えます。
この作業が作品の良し悪しを決定する大きな分かれ道で
盆栽剪定の技がここに現れるそうです。
土台を作れば後はもちを付けるだけ。
とはいえ これだけの枝振りの物を完成冴えるには
丸一日かかるそうです。
そしてもう一つの主役の鏡餅。
ことしは『餅』ではなく『餅もどき』。
新年15日までは玄関に飾ってありますので ぜひご覧あれ。