休息の場所

前回お話した“お茶”の稽古?とは別に
社内でも隔週(お茶とお花を毎週交互)で
『茶道』の稽古をスタッフ向けに開催いただいております。

こちらは“三島先生”にお願いしておりまして
有名な三寺参りの一つでもある
真宗寺(本来はシンシュウジなのでしょうが、地元ではシンショウジと呼びます)の
ご令嬢(・・・とは言っても、もう50台後半でいらっしゃいますが)で
とてもお茶目で可愛い先生です。

先生は全国自然百選地にも選ばれた
お隣国府町の『宇津江四十八滝』の麓に
茶室を設けた小さな庵をお持ちで
時折、私たちをご招待下さいます。

今回は、女将とフロントチーフの横山さん、接客サブチーフの石田さんと私の4人が
お招きに預かり、先生の別邸でお稽古して参りました。

穏やかな春の日差しが差し込む4畳半の茶室で
ただ釜の湯の沸く音だけを聞きながらのひとときは
“稽古”とはいえ、やはり日常を忘れ、『無』になれる時間です。

先生はこの庵を、亡きお兄様(ご住職でした)とともに
休息の場所として建てられたそうですが
持ち主の相方が亡くなられてしまった今、
心の安らぎを求めて
この場所へ足繁くいらっしゃるようでございます。

人にはそれぞれ、様々な生活があり、色々な事情の中で
生きて、生かされています。

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