秋分の日に食べる特別なもの

少しずつ日が短くなり秋がしだいに深まると
濃緑の木々の間に黄や紅の色が点じられはじめ
間もなくもっとも美しく儚い
自然の饗宴が繰り広げられます。

今日は秋分の日
毎年この日を迎えると いよいよ冬に向かっていくんだと
あらためて感じます。

それを理由つけるかのように
昨日まで蒸し暑かった気温は急に低くなり
日が暮れた玄関の網戸から虫の音が聞こえると
夏の青空が恋しくなるほどです。

秋分の日に食べる特別なものとは
今では年中 スーパーでもありますが
私にとっては“おはぎ”。

昨今はお餅屋さんに頼んで
作っていただいていますが
私の小さかったころは
大きなおかまのご飯を すりこ木で半つきにして
スタッフの人数分
あんこと、きな粉、あぶらえ(えごま)をまぶして
作りました。

うちの娘たちはおはぎの作り方も
知らないんだろうなぁと思うと
暮らしの質や豊かさは
あの頃にはかなわないと思う今日この頃です。

2人の愚娘は“おはぎ”を食べることも忘れてるはず、
次にかえって来た時には 遅れてごめんね!と言いながら
お墓参りをして “おはぎ”を一緒に食べようと思います

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