6月ももう下旬、
飛騨でもようやくホタルが見られる時期になりました。
ご覧いただくホタルは姫ホタル
当館から車で10分
荒城川上流の森の中へご案内しています。
まだまだ出始めで 昨日は10匹程度でしたが
夏の風物詩にお客様も喜んでくださいました。
なんとなくホタルは日本特有のものと思っていましたが
世界には4000種 日本でも40種いるんだそうです。
呼び方も
源氏ホタル 平家ホタル 姫ホタルなど
古を思わせる 風流な名前ですよね。
動物や鳥は雄の方が姿かたちが美しかったり
虫は雄だけが鳴くことができたりするので
当然、ホタルも光るのはオスだけかと思っていましたが
オスメス両方、しかも幼虫のうちから光そうなんです!
童謡に
ほ・ほ・ほ~たるこい
こっちのみ~ずはあ~まいぞ なんて歌がありますが
成虫になるとホタルの口は退化してしまい
餌を食べることができず 水だけを飲んで生きます。
さらにメスは後翅も退化して飛べないので、
オスはメスを探すため低い所を飛んでいます。
姫ボタルの写真を撮ると、光の絨毯のようになるのは
ちゃんと理由があるんですね。
そして一生懸命に光りながら
1週間~2週間と言われる寿命を全うします。
今だけのお楽しみ、
大自然のイルミネーションをご覧いただければと思います