新緑の季節に思う事

昨日の雨で すっかりほこりを落とした庭木たち、
疲れを感じたとき、 緑を見ると爽やかに感じます。

庭の山もみじや白つつじも新芽が出そろい
芽吹く木々の力強さに 元気をもらう季節です。

招月楼「大黒の間」から望める山もみじは
曾祖父である当館5代目が 昭和初期に接ぎ木し、
6種類のもみじは 今年もなおよく茂っています。

もみじといえば、だれもが紅葉の名所を思い浮かべますが
この新緑のもみじも中々なものです。

秋の紅葉は冬に向かい気温が下がって、
休眠する前に色づき、落葉し
とても静かで艶やかな美しさ。

それに対し 春のもみじはとても強く
瑞々しく若々しい葉が印象的です。

特に 当館のもみじは姿、色彩だけでなく
動きのある美しさがあり、格別なものがあります。

冬の裸木から目覚めた小さな芽は
銀色に光る毛に覆われているものや、
毛がなく艶のあるフレッシュなもの、
淡い黄緑、黄色、蛍光色に近い色を見せるもの、
さらには濃い紅葉、赤色、オレンジ色のものなどなど
作った枝かと思われるほど 個性があり 楽しませてくれます。

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「大黒の間」にお泊りいただかなくとも
川沿いの道からもご覧いただけます。
ぜひ 6種類数えてみてくださいませ。

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