先日の事、急に思い立って神岡町にあるガッタンゴーに行ってきました。
まちなかコースは数年前に言ったことがあったのですが
3年前に新たに渓谷コースが誕生し さらにパワーアップして
楽しくなっています。
渓谷コースの醍醐味は何と言っても高原川を渡る高架橋、
木々の中を数分走ると目の前にきれいな川の景色が広がり
思わずわーっと声が出てしまいました。
ガッタンゴーに生まれ変わった旧・神岡鉄道は、
古くは明治の中頃に完成した馬車軌道(神岡軌道)からの
歴史を持つ、鉱山の町・神岡を支え続けた全長19,9kmの軌道で
全線の6割がトンネルと鉄橋からなることから「奥飛騨の地下鉄」とも
呼ばれ、全国でも有数の包摂地帯として知られる奥飛騨の生命線とも言える大切な鉄道でした。
2004年に営業収益の8割を占めた神岡鉱山からの貨物輸送がトラック輸送へと切り替えられ、当時の職員たちの努力も虚しく、廃線の日を迎えました。
廃線当時、旧神岡鉄道の廃線後に残された鉄道資産は、
「町のシンボル・地元民のルーツである」であると地元の有志らが、
それぞれの持つアイディアを集結し、自分たちの手で作った「乗って楽しい」乗り物を走らせることで鉄道資産を「そのままの形」で保存し活用したい、そして残された鉄道資産を取り巻く「町並み」を子どもたちの世代に語り継いでいきたい……
そんな彼らの想いに、鉱山の町ならではの「モノづくりの精神」に
溢れた鉄工所が設計図を引き、試行錯誤の末に完成したのが
レールマウンテンバイク、ガッタンゴーです。
春は桜を愛で 夏は真っ暗闇のトンネルで涼を感じ
秋は艶やかな紅葉が楽しめます。
そしてガッタンゴーを楽しんだ後は カミオカラボへ!
130年間にわたり、近代化を歩む日本において亜鉛・鉛資源の安定供給に
貢献してきた神岡鉱山は 現在は世界最先端の「ニュートリノ」の研究で
ノーベル物理学賞をもたらした「スーパーカミオカンデ」をはじめ、
宇宙と素粒子の謎を探求するための研究拠点が集まっています。
神岡ラボでは壮大な宇宙物理をゲーム感覚で紹介していて
知識のない私でも フンフンとうなづけるほどです。
当館からまちなかコースの出発場所までは約35分
渓谷コースまでは約45分
カミオカラボまで約30分
旅の思い出作りにお役立てください🎵