嫁を見立ての三寺まいり

いよいよ明後日は冬の風物詩“三寺まいり”です。

雪像ろうそくもあちこちに立ち始め まだかまだかと待っているようです。
今年は雪が少なく当日も足元を気にせずお参りできそうです。

今更ですが 少しご説明を、、、
三寺まいりは飛騨古川に300値に嬢も前から続く伝統行事で
親鸞聖人のご遺徳を偲び円光寺、真宗寺、本光寺の三ヶ寺をお参りする習わしです。

明治から大正にかけて“あぁ野麦峠”の時代、
古川の町娘はほとんどが岡谷へ糸引きに行き
帰ってくるのはお正月のみ。
普段、町には若い女の子はほとんどいない状態の中
男衆たちが楽しみにしていたのがこの年明けの三寺参りでした。

綺麗に着飾った女の子たちが街にあふれ 男女の出会いの場となったことから
『嫁を見たての三寺参り 髪をゆわせて礼参り』と歌われています。

今年も川沿いの千本ろうそく、
そして街中に灯される雪像ろうそくの炎が揺れ
飛騨古川は幻想的な雪の世界に包まれます。

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