White Elephant~白い象の暗号

今日は『和みの会』がありました。

美味しいお菓子を頂いて お茶を一服

月に一度のこの優雅なひと時を とても楽しみにしています。

 

4月と云って思い出すものには 新年度 お花見 飛騨人らしく祭りなどなど

色々ありますが 今回のテーマは”さくらさくら”

 

お楽しみのお菓子は桜色の金団とさくら型のお煎餅 

掛け軸には吉野の桜にまつわる歌を

棗の蒔絵はタンポポや蕨が描かれた春草

お茶碗も春らしい名のものがそろいました。

 

その中で ちょっと気になったのは香合の”白い象”

花まつりにちなんでの物でした。

 

花祭りは4月8日 お釈迦様が降誕した日として

全国お寺で盛大に行われます。

仏教の年中行事としては盂蘭盆会と共に古く

天平時代からすでに行われており

花御堂をつくって誕生仏を飾り 甘茶をかけてお祈りをします。

 

お釈迦様が白象に乗って摩耶夫人の胎内に入ったという夢にちなんで

花まつりには白象が登場するのだけれど。。。といって

先生がこんなエピソードをお話ししてくださいました。

 

以前にお仲間とのお食事会があり 

案内状に「White   Elephantをご持参下さい」と書かれていたそうです。

 

White   Elephan

昔昔 インドの偉い王様が有力な家臣に白い象を送りました。

白象の飼育にはたいへんなお金と手間がかかります。

家臣は、王様からの賜り物だから大切にしなければならない、

かといって世話をするには大変で とうとう一家は破産してしまったのだそうですが

実は王様の狙いは、嫌っていた有力な臣下を懲らしめるのが目的だったのです。

 

というわけで、White Elephant白い象というのは、

「高価で貴重なものだけれど、得にならない持て余しもの」

ご案内状の意味するところは「何か家にある品物をご持参ください」ということ。

 

この昔話を知らなければ何のことやら全くチンプンカンプン。

花まつりつながりでの深い~お話しを聞かせていただき

今日も有意義なひと時でした。

 

 

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