高山線全線復旧の影で

一昨日、高山線が2年3ヶ月ぶりに全線復旧となり ようやく 富山からのお客様の足が不便無くお運びいただけることとなりました。

思い返せば 3年前の9月、台風23号の夜
社長と女将は名古屋へ法事に出かけ不在、
20人ほどのお客様と 通行止めなどで家まで帰れなかったスタッフと一夜を明かしたことが 思い出されます。

避難勧告が出たとき 外国のお客様に鳴り止まぬサイレンの説明をすることが出来ず
たまたま居合わせた 英語が堪能のお客様に取次ぎをしていただいたこと、
隣り合わせの荒城川の迫り来る濁流
避難所への毛布の貸し出しなどなど つい昨日のように思い出されます。

そして ようやく復旧した高山線。
沢山の人々の思いと 願いが平成19年9月8日に叶いました。

しかしながら 
毎年やってくる台風は 新たな場所で 又 新たな災害を引き起こしています。

土砂崩れは 山林の木を切り刻んでしまった人間のせい、
台風が発生するのは海水の温度を上げてしまった人間のせい、
気候変動は地球を温暖化させた人間のせい

近い将来 本当に迫り来るこの問題に対し 一個人として真剣に取り組んでいかなければならないと 祝のこの日 強く改めて感じています。

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